190．遍歴

思い出す
趣味の遍歴
夢の遍歴

幼少の頃
星空にはまった
宇宙飛行士になりたいと思った

次に
車にはまった
夢はレーサーになること
ただ、車が好きだった

次に
電車にはまった
機械的なものには惹かれる
このときからそうだったのだ
夢は電車の運転手だった

小３の頃
野球にはまった
友人の誘いからだった
そこから４年かけて夢は『プロ野球選手』から『怪我をしない野球選手』へ
段々と小さくなる。

小５で釣りにはまる
魚が大好き
夢はプロ釣り師

それとオーバーして
再度電車にはまった
小６から中１の頃
いろんなところに行きまくった
夢は写真家になった

そして、友人関係の確執から
車にはまった
中２から高１だったか
レースカーが大好きだった
プラモが大好きだった
夢はレーサーになった

高２で軽音部に入部
音楽にはまる
夢は無い


こんな遍歴
たくさんのものに興味を惹かれ、全て立ち消えになってきた。
夢を持ったのがいけなかったのか
夢を持つと、ある程度の到達点というものが現れる
自分は今まで「そこに到達した」と思い込んだのだろう
もちろん、到達できなくて挫折したものも数多く存在する
中学に入ってからの夢はそれが顕著だ

あと、俺の嗜好として、『趣味を職にする』というのが好きなようだ
なら今の趣味は職に出来るか
無理だろう
ということで、今は夢を持ち合わせていないものと見える

夢なんて、持たなければもうちょっと面白い生活が送れていたかもしれないという後悔