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家に帰って、PCに向かって、アニメを見る。
不意に、声がした。
「しっかりせぇ」
アニメのシーンとはかけ離れた声。
ばあちゃんが様子を見に来たのかと思ってハッと振り返る。
誰も居ない。ドアも閉まったままだ。飼い猫はストーブの前で伸びている。
そもそも密閉型ヘッドフォン。
殆ど外の声が聞こえないのに、明瞭に聴こえた。
ちょっと寒くなる。

それから今まで、ずっと考えていた。
何だったんだろう。誰だったんだろう。
風呂の中でふと、心当たり。
と同時に、昔の思い出が鮮明に思い出される。

ちょっと、昔話を交えて、俺の頭の中をそのまま書きたい。

あれは、いつだったか。
早朝トレーニングとか真面目にやってた頃だから、小学生の頃か。

毎朝、早朝トレーニングをしていた。
近所の小さな山にある神社で、階段を駆け上がったりしていた。
その神社にある馬場(流鏑馬祭りで使う、馬の駆ける道)も、土が良い具合に柔らかいのでジョギングをしていた。

ある朝がやってきた。
俺は同じく階段を駆ける。
何度もやって、いよいよいつも通り、馬場でのジョギングをしようとしたら、何故か階段のてっぺんから先、神社の敷地内へ入れない。金縛り。
結界って実際にあればこういうものなんだろう。
無理して行く気になればいとも簡単なのだろうが、その気がどうしても起きない。
「行っちゃいけないよ」
ここでも鮮明な声とともに。男の人と女の人が、言ってくる。
早朝。日が昇り始めた朝の5時。
誰も居ない。居ない。
幽霊?
でも怖くない。懐かしい。
そのまま、素直に家に帰る。
そのまま学校へ行き、放課後に家に帰ってばあちゃんに聞かされる。

「今朝、神社で自殺が見つかったんだってさ」
神社のどこ?
俺は怖くなった。
「馬場で」

と。
ゾッとした。
第一発見者は、朝の5時半に馬場で犬の散歩をしていたおじいさん。
そう、俺は朝にいつも通り馬場でジョギングをしていたら遺体の第一発見者になってしまうところだった。
危ない。今朝の声は誰だかわからないが、本当に感謝したい。

…いや、心当たりはある。というより、思い出した。
やさしい声。膝上に抱かれた感触。俺が知らない人だからと泣き喚いても、ニコニコし続けてた。
父方のばあちゃん。そうだ、鹿児島のばあちゃん。
もう、俺が凄く小さいときに亡くなってしまったけれど。
親戚のおばさんに話を聞くと、一番下の孫だったからか、一番可愛がってくれたという。
そうか、女の人の声はばあちゃんか。
ありがとう。ありがとう。
そうすると、男の人の声は鹿児島のじいちゃんか?
面識はない。親父が20のときに胃癌で亡くなってしまった。
死の間際に孫の顔が見れずに残念と言っていたらしい。
そうか、あの世でまだ仲良くしてるのか。あの世など信じていなかったが、信じざるを得なくなった。

それから、事あるごとに。
人間としてやっちゃいけないことをしそうになったとき、事前にそれを寸で回避させるように事が運ぶ。
何故か、急にその1つのピースだけやりたく無くなるんだ。手先が狂って「もういいや」と。
あと、生命の危機にさらされたときも、事前に何気なく働いた直感で寸でかわす。
また、自分に不利なこと運びが起きるときは何故か直感が働く。「何時からどこに居るときに雨が降る」という直感は抜群に当たる。その座標位置まで。
そんな、不思議。


きっと、俺を鹿児島のじいちゃんとばあちゃんが守り続けてくれているんだと思う。
あの神社の件以降、ずっと。いや、もっと前からで神社の件で気付いただけかもしれない。

ばあちゃんは可愛がっていた孫が、じいちゃんは見ずに終わってしまった孫が、こうも屑に育ってたらそりゃ怒るだろうな。
アニメを見ていたときの声は、そうか。久々に聞いたから思い出せなかった。
ごめんなさい。
本当にごめんなさい。
悔しくなる、非常に。そして、死にたくなるほどの申し訳なさ。
ただ、俺は死ねない。
直前、何かが足りずに失敗するだろう。
なら、生きてくしかないじゃんか。
こんな駄目人間でも。生き恥さらして。

ただ、それは間違っていると自分で思う。
鹿児島のじいちゃんばあちゃんがそれを見ながら納得するか?
あと今、面倒を見てくれてる地元のじいちゃんばあちゃんも死の前に俺の姿見て納得できるか?

出来ないだろう。絶対に。
それならば俺はやることが決まる。

自分の為になんて生きてやれるほど俺に価値は無い。
だけれども、俺の周りの人達の為にはまともに生きていくべきだろう。
それが出来るかどうかじゃなく、やるしかない。
それに気付かせてくれたじいちゃん、ばあちゃん、ありがとう。



数ヶ月前、親父が言っていた。
鹿児島のばあちゃんの死の間際の一言は
「太郎ちゃんにもう一度会いたいねぇ」
だったそうだ。
…今まで本当にごめんなさい。
俺は今、鹿児島に行って仏壇の前で手を合わせる資格がない人間にまで落ちぶれていますが、いつかは必ず、会いに行きます。

長々と失礼しました。
じいちゃんばあちゃんが生きているやつは孝行しろよ!
自分を守ってくれてる人を大事にしろよ!


追記。
そして、鹿児島のじいちゃんは凄く威厳があり、厳しかったそうだ。
ちょっとパチンコとかでもやってるのがバレようものなら、厳冬の夜放り出されたらしい。
そんな人が、俺を我慢しながら見ててくれているんだろう。
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プロフィール
HN:
T.A.R.O.
年齢:
33
性別:
男性
誕生日:
1991/03/07
職業:
学生
趣味:
広く深く
自己紹介:
ベースやってます。
指弾きしか出来ません。
学校一のベーシストになるために特訓中。

-Tips-
・ベースをピックで弾けない
・ノイズ大好き
・狂ったような音も大好き
総じて歪みには一種のこだわりがある
・作る曲はいつの間にか暗い曲調になってる
もしくは、ものすごーく悲しい感じの曲調
・オルタナロック大好き
・ロック大大好き
シンプルなロックが好き
・夢とか、ないです
・完成したものを見ると壊したくなってしまう
・人の目をみて話せません
・まつ毛が長いのが偶に瑕
・テクニカルなベースからルードかつ直線的なベースまで
・ベースを弾くときはボクサーブリーフという信念を持っている
・5弦ベースよりかは4弦のほうが好き
・作曲、はじめました
・作詞、はじめました
・エレキギター2本
・アコースティックギター1本
・エレキベース4本
・エレアコベース1本
・最近、自室をMTRスタジオにしようか検討中
・ベースの練習時間は最低2時間確保
・ライブハウスでライブやりてぇぇぇえぇぇと日々思う
・定期的に崩壊
・楽器の値段に腕がぼろ負けしてます
・でも克服するぞ!
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