263．足りない

足りない
何かが

前に会ったときに「服に色を取り入れてよ」言われて取り入れてみました
メールするときは、滅多にないが会う時は、気弱にならないよう、悟られないよう細心の注意を払いました
また、言動にも気をつけて精一杯引かれないようにしました
メールも同じく、なんども読み返し、落ち度が無いように完璧に仕上げて送っているつもりでした

足りない
何かが

ファッションに気を使っても、見てもらわねば意味が無いんです
メールも、言動も、コミュニケーションをとってなければ意味が無いんです

足りないのは、俺の面白さ
足りないのは、俺の外見レベル
足りないのは、俺の内面

合わないってことなんだろうなぁ
メールやり取りの回数も減ってきた
もう、これまでか
よくもまぁ、11年間も諦めきれずにいたもんだ
病気だ

1月の空は、鉛色
2月の空は、唯何もなく
3月の空は、俺にとって敵でしかなく
4月の空は、透明
5月の空は、容赦なく醜いところまで暴き
6月の空は、雨
7月の空は、孤独へ向かい
8月の空は、脅威
9月の空は、暴れ
10月の空は、厳しく
11月の空は、打ち付ける
12月の空は、終焉

こんな11年
あぁ、もうそろそろ終わりだ

大学って、きっと広いところなんだろうなぁ
そこへ隠れられたら、見つけられないじゃないか

もうそろそろ、本当に限界が

認めてもらうには
足りない
何もかも
何もかも
何もかも

こんな俺だから、相対的に見て圧倒的に絶望的な人生を送る羽目になったんだ
いなくなってしまえば良いのにね