246．即興セッション

今日は友人のS宅へ遊びに行った。
自宅離れがスタジオっぽい様相を呈してる凄いお家。
なんだか、地元友人中心としてバンド練習の場になってるのかな？

というわけで、Sとまぁ話しながらゆるりと弾く。

そのうち、Sの通ってる学校で組んでるバンドのメンバーが一人来る。
どうもはじめまして。
ムスタング使いかっけぇ。
ムスタングと言うとCharよりもカート・コバーンが先に思い浮かぶ俺は微妙なマイノリティ。

で、まぁ、その人はギターを弾く。
知らないものばかりですな、やっぱり。
でもまぁ、なんとなくベースを合わせる。
キーがわかれば後はコード進行の理論で次のどのコードが来るかは大体わかるからそれでルート弾き。
時折、ベースのフィルを入れてみたりして。

で、俺は次にA音でシャッフルリズムを弾く。ずっと同じフレーズを。
すると彼も乗ってきてくれる。
俺はA音を弾き続けてただけだけど、凄く楽しかった。

俺は知らない人とセッションするのが結構好きだ。
自分の周りとはまた違う音楽性を持ってて、あわせることでそれの片鱗を知ることが出来る。
また、上の例みたいに完全に一体化するとそれはもう無上の喜び。
言葉のキャッチボールみたいな。

で、その後はthe pillowsの「マイ・フット」とかをさわりだけ合わせてたり。
ドラムを叩いてたから俺はベースでリフを刻んでたりとか。
そんなセッション。





で、こういう即興セッションを作り出すのはやっぱり、場数の問題だと思う。
俺もそこまで多いわけではない…というか、セッション経験はあまり無いが、それのための練習はやってる。
どうやるか。
自分の場合、テレビをかけていたりするときに必ず聴こえてくるCMソングやBGMに合わせてベースを弾く。
別にコピーする必要はない。
ルート音だけでも、いや、キーだけでもわかればキーをルートで弾いてればいい。
俺はTVセッションと呼んでるけど。
これを繰り返すうち、いずれ一瞬でキーがつかめ、理論を勉強しなくても次にどのルート音が来るかは予想できるようになる。
なんたって、CMソングも、番組のBGMも数は膨大だ。
1時間、テレビとセッションするだけで多くの曲を合わせることが出来る。
暇なときにいっつもやってれば、凄い場数になるでしょ？

で、次には家族や他人の聴いてるCDとあわせてみる。
全く知らない曲。
CDで聴くからといって、コピーまでやら無くても、またルートで弾いてれば良い。
余裕が出来ればコピー、自由に演奏などやってれば同時にスケールの形も覚えられてｳﾏｰ。

で、最後にはバンド練習の際に必ず誰かが弾きだすであろう何かの曲に合わせる。
これ、凄くリアル。
「あれ？お前この曲しってんの？」
といわれれば合格。凄くうれしい瞬間です。


さて、この3つの方法で共通しているのはみな「知らない曲」であるということ。
知っている曲だとどうしてもコピーの方に気が向きがち。
なので知らない曲で開き直って弾きまくればいいってことです。
友人が知らない曲を弾き始めたって、いじけずにあわせてやれば良い。
どっかで聴いたけど、または知ってるけど練習して無い曲についても同様。
「アレンジだ！」と開き直ってみよう。

さて、こんな感じの太郎流場数増加法。
本当に急なセッションに強くなります、これ。