162．自己反逆

いつからか、俺は自分の考える行動ができなくなりました。
自己反逆。

やらなきゃいけないと考えることは、何もやることができず。
やらなくていいものは、いとも簡単にできる。
やらなきゃいけなかったものが、やらなくていいものに変質したとき、すんなりできる。
その逆もしかり。

たとえば、テスト勉強。
やらなきゃいけないが、絶対にできない。
たとえば、ギターの練習。
やらなきゃいけないものは絶対にできない。

では、人生は？
俺はやりたくない。こんなもの。
でも、未だに生き恥さらしてる。
感じるはほぼ絶望。
覚えていられるのは痛みだけ。
そんな人生。
でも、行き続ける。

もし、何か転機があって、人生に執着するようになったら？
多分、逆になるんだろうな、今のままだと。
だから、楽しいことは覚えるのは怖い。
感じるのが怖い。


さて、なんでこんなことになったのか。
実は理由を知っている。
単に、現実逃避。
自分の選択から生み出される現実から逃げる。
つらいことから逃げる。
きっと、楽しいことになるとしても、今の自分だと怖いから逃げる。

俺の現実は、俺の敵であって。
俺の逃げた先の現実もまた、俺の敵。
どう進もうが敵しかない。
だから、まだ生きていける。

まぁ、俺が『楽しみ』だなんて、高望みなんだけどね。
俺みたいな人間は、絶望だけ感じて生きてりゃ良い。
そのうち、絶望が何ともなくなるからね。
きっと、そのうち救われるよ。